Take Your Time

仕事や研究、コンピューターとの付き合い方

論文の生活給的側面が強すぎるのでは

人文系の研究者と話す機会があった。最近は単著を出さないと業績として認められないから若手は本を頑張って出してると言ったことを言われた。息をするように論文を出さないと職にあぶれて死ぬ世界からすると査読もない本を出せば許されるのはなんと牧歌的だと思うがしかしそもそも書かないと死ぬというのはおかしな話だ。なぜ研究するか論文を書くのかという根本に研究者の命が人質になってるという暴力的な構造はどうなのか。生存のために論文を書くという現実と学術貢献なるキーワードの建前感。しかるに、論文を書かせて欲しいというのは私にご飯を食わせてという営業行為でしかなくなる。なら、そのインプットたるデータやフィールドは無償であっていいのか。とにかく、これが現実。