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仕事や研究、コンピューターとの付き合い方

「不満」の時代

基本的に触られることが少ない所得税、下げる方向の法人税、やいのやいの言いながらも上がる方向の消費税といったように税制に関しては基本的に議論の方向性が上げるか下げるかに終始しているが、社会保障に関しては基本的に上げるものの高所得者とそれ以外でその上げ幅が大きく違うような印象がある。
具体的には、医療、介護、子育てにおいて高所得者が負担が大きく受益が少ない方向に調整されている。
こうした方向は「格差」とか「貧困」といったテーマから出てきているとは思うが、大きく言えば不満の高まりの反映であろう。
一方で、このような高所得者に対する負担増は彼らの不満を伴う。低所得層の不満が高所得層に移転していく。
こうした流れの帰結がどこにいくのか。