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仕事や研究、コンピューターとの付き合い方

death wish coffee

ダークローストなのにカフェインが通常の二倍という触れ込みのコーヒー豆。 ネットで見かけて購入。

淹れ方にもよるが、非常にマイルド。苦味は少なくとても飲みやすい。カフェインの濃度はわからないが多分強いのだと思う。あっさり感がアメリカっぽい。

暇人はろくなことをしない

激務をこなしていた知り合いが育休を取った途端某SNSでくだらない社会評論を始めた。本当にくだらなく一部の人には不快で一部の人には考えの甘さ世間知らずさを見破られる彼にとって何もいいことがない活動だ。

でも社会と接点のなくなった彼は、素人社会評論をしていいねをもらう以外に承認欲求の解消の仕方を知らないのだろう。

こういうのは年金受給層や先の見えた中高年男性の習性かと思っていたが前途ある若者でも状況によっては陥る罠だったというのは発見だった。

せめて匿名でやれば良いが、実名を晒してやるからこそのリアリティが心地いいのか。その心地よさの代償はいかほどか。

人手不足か、意識の問題か

労働時間調査におけるミスで野党から批判を受けた厚労省が、毎勤の調査でミスを起こしたようだ。全数調査の予定の大規模事業所について、標本調査をしたということだ。 ランダムサンプリングであれば、別に問題なさそうだが事前に説明したプロトコルに沿っていないことについては批判は免れない。 事情をどれくらい知っているか、あるいは立場によって論調は変わるだろう。 特に我が国の統計や霞が関事情に詳しくない人であれば、怠慢からくる単純なミスと映るだろう。 少し労働負荷が高い霞が関事情を知っている人であれば、人員不足という論点が思い浮かぶだろう。 さらに、我が国の統計事情に関心がある人であれば、統計人材の不足に帰着させることになるだろう。 もっといえば、実際に調査を担当した都においても統計に対するリソース配分や上層部の意識が低いということがいえるだろう。 こういった状況をどうすればいいか。まずリソースを拡大することが不可能であることは論を俟たない。これだけ財政事情が悪い中で、例えば同じく人手不足である労働基準監督署と労働統計のどちらを重視すべきかといえば答えは明白だろう。厚生労働行政では、医療、保育、介護、福祉、全面に渡って人手不足である。 これほど広大で重要な行政範囲のうち、直接的に人の生死にかかわりのない統計に意識が及ばないのはいわば当たり前である。 基本的には統計については、JILPTや総務省統計局なりに移管して統計人材の手に渡してしまうのが一番であろう。もちろん、行政と統計は不可分だが、統計は必要なときにリファレンスされる環境があれば、その作成まで関わる必要はない。事実、民間のエコミストは統計を作成しているわけではないが、統計を用いた仕事をしている。 作成まで関わることのメリットは、例えば翌朝の国会答弁の作成に必要な集計をすぐできるとか、審議会の資料を夜なべしてつくれるとかだが、これらは十分準備時間をとる、もしくは詳細は後日説明すると行った対応をとるほかないだろう。 結局、統計の不備によって国会対応などの業務が増えているわけだから外部委託することのメリットは大きいだろう。 この件について統計委員会がどのような対応をするのかみていきたい。

スケジューリング、段取り

リサーチを効率的に進めるには段取りやスケジューリングがすべてと言っていいほど重要。 何をどこまでいつやるか。 何をするか決まればあとは作業するだけ。ここは純粋に作業なので大して脳には負荷がかからない。 むしろ何をすべきか、様々な条件から最適なパスを探すことが難しい。脳に負荷がかかる。引き出しも増やさなければならない。人とコミュニケートする必要もある。リサーチ時間の1/3をそこに費やしても惜しくはない。

まず現状把握。ゴールはなにか、そのために何が必要か、それがどこまでできているか、自分の力でできるか、人の力(承認も含め)が必要か、いつまでに必要か。どれくらい時間があるか。 それぞれの課題についてどれくらいでできそうか。 不確定要素はなにか。進捗を大幅に遅延させるような何かリスクがないか。

スケジュールを組めばあとは楽。

そそっかしい性格

そそっかしい性格である。 当然、慎重さが要求されるコーディングやデータの管理には向かない。

特に、疲れてくると適当になる。 learning by doingで良い局面ならそれでもいいが、一旦コンピューターに計算を投げるという工程では、正確を帰さないと時間が無駄になる。

  • 大規模な計算は必ずエラーによって止まる
  • 大規模な計算には必ずエラーがあるうまく計算できていない

これを踏まえて、

  • 大規模な計算を投げる前には一旦時間をおく
  • エラーで止まることを前提にこまめにディスクに保存する
  • エラーで計算ができていないことを前提に少数のデータで計算を回して結果を確認する
  • 進捗が気になるので、tqdm, printで確認できるようにする。