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仕事や研究、コンピューターとの付き合い方

転職1ヶ月目の雑感

初めてだったこともあり、転職に際して色々思い悩んだが実際に新しい職場で1ヶ月が経ってみると想定と違ったことも多かった。今後変わってくる気もするが現時点の感想をまとめてみる。

事前に想像してた通りに大変だったこと。

スキル面のギャップ

ローテク業界からハイテク業界(特にIT面)に移ったためスキル面でのギャップは大きいと思っていたが想定通りだった。シェルをまともに使ったのは初めてだし、SQLクラウドサービスも初めて。何より20年PC派だったのにMacを使うことになったのが一番だった。Linuxを触ったことはないことはなかったが、やはりCLIは慣れない。ただし、研修などかなり手厚くフォローしてもらったせいでどうにかやっていける自信はついた。

業界・業務の理解

まったくの異業種への転職だったため業界の動向、競合他社の動き、飛び交っている言葉、すべてがわからなかった。いまだによく分からない部分が多い。スキル面もそうだが、この二つは想像できたし事前に時間があれば対応もできた。反省点があるとすれば内定をもらってからこちらから積極的に準備すべきことを聞いてもよかったかなという気もする。

想像以上に大変だったこと。

ミッションの理解、仕事の進め方

どこの組織でもそうだが、下っ端にとって自分の期待されているミッション、やるべき(やっていい)仕事の範囲を理解することは重要かつ難しい。上意下達の組織から超フラットな組織に来たこともあり、自分がやるべき範囲が明確になっていない(逆に言えば何やってもいい)ということを頭では理解しても体がなかなかついていかない。しかしこここそが転職の理由の大きなひとつであり対応していきたい。特に転職してすぐは嫌われないようにしようとしていたため、やや抑えめにしていたのでこれから我を出していきたい。

想像していたより楽だったこと(あるいは楽しいこと)

全然後悔してない

一応「入るのが難しい」といわれていた組織にいたし、黙って耐えていれば偉くなれるはずだったわけだから後悔するかなと思ったが、まったくそんなことはなかった。前職のことを思い出すことはほとんどない。前職の時は毎日「将来どうなるのか」という不安でいっぱいだったが今は毎日何をするか、新しい技術を学ぶにはどうすればいいか、を考えている。転職先も複数あった中で選んだわけだからその点もくよくよ悩むかと思ったが、ベストだと確信しているせいかまったく迷いがない。決めた以上ベストを尽くすだけという気分。転職前あれだけ悩んだことを考えると不思議だが、悩み抜いた挙句に決めたということが大事なのかもしれない。

前職での知り合いから何も言われない

いろいろ影では言われているかもしれないが、面と向かって何か言われることはまったくなかった。いや言われているのに気づいていないのかもしれないが。後ろめたい気持ちは拭い去れないが、当人が明るく前向きに生きていれば周りは納得するみたいだ。

その他

職場へのフィット

職場に馴染めるかというのは、あまり心配していなかったが、心配する必要がなかった。成長産業でどんどん人を吸収している会社だと周りも入社◯ヶ月ばかりということできにする必要は全くない。もしかすると中途が少ない会社・部署だと疎外感を味わったのかもしれないが。

終わりに

まだ日が浅いが結局転職は大正解だったと思う。沈鬱した気分はなくなったし、毎日新しいことが学べて楽しい。何より前職は自分の組織も仕事も家庭も人生についても愚痴ばっかりの人が多かったが、今は仕事について熱い人が多い。やはり衰退産業は若者にとっていい場所ではない。