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仕事や研究、コンピューターとの付き合い方

資料はモノクロがいい

そういえば、下のでもそうだが、自分は基本的に資料はすべて白黒にしている。グラフを赤青黄ときらびやかにする人が多いが、カラープリンターというのは高価なのである。なので大概の大学、職場は白黒が好まれる。
そもそも、グラフにしても、太字、点線、星などを駆使すれば4−5本は区別を付けられるし、それ以上の線をひとつのグラフに書くのはわかりにくい。かつて、字だけのスライドをつくって好評を博した人がいるが、シンプルな方がいいのだ。何事も。
ところで、自分のなかで最も素晴らしいスライドは絵だけを見せて後はしゃべるというものだ。数式は仕方ないが、一行かニ行がいい。もちろん経済学の博士課程生にそんな冒険は許されないわけだが、最近できる限りスライドの文字を減らすように努力している。スライドの文字を減らすと読むわけにいかないし、観衆も自然スピーカーに注目する。
スライド自体は否定しないが、文字や数式で埋められたスライドは完全にプレゼンの邪魔でしかないと思う。