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仕事や研究、コンピューターとの付き合い方

gpt所感

公の場で書くと面倒なのでここに書き散らす GPTについては2-3グループに分かれると思う

  1. GPTシンギュラリティ説、M尾教授とかA宅氏とか、ウルフJrもかな。世界変わるぜと言ってる人たち。

  2. ぜんぜん使えないじゃん説。現場派エンジニアが多い気がする。

  3. 相転移とか難しいこと言ってる人たち。

自分の所感。無料版の3.5を使ってる感じ、普通に2に近い。例えばコード書かせると存在しないメソッドを呼び、ループに陥るとか、翻訳能力もDeepLと同様に翻訳飛ばしを平気でやる。堂々とミスるし、雰囲気はイキリ大学生アルバイトって感じ。

所詮、文章予測の延長線上でしかなく世界のどこかで誰かが言ってたことを教えてくれるだけにすぎないとも思う。

一方で、今後コーディングサポートとか翻訳とか調べ物とかにまあまあ役立つようなサービスは出てくると思うので、労働市場は若干変わるかもしれない。

妄想的に思っていることは知的多能工化が進むということ。つまり、会計なり翻訳なり広報なりシステムなりさまざまな知的作業を地頭の良い人間とGPTのセットでこなせるようになるので専門職への外部委託が減るかもなあということ。

おそらく労働市場って、総合職至上主義から最近専門職至上主義(例えば高単価ITエンジニアとかフリーランス全盛とか)にうつってきていて、これが一気に揺り戻して企業のコア人材への偏重が強まる。これまではITによって情報流通が集中化して組織がフラット化してきた流れがあると思うが、実行すらも集中化する。 そうなれば結局労働需要が減少してあんまりよくないことになりそうだが、一方で会社作ったりするのは楽になりそうで、やりたいことがある奴が暴れやすい社会になるかもねえと。