Take Your Time

仕事や研究、コンピューターとの付き合い方

DoerかScholarか

某有名な研究者の講演を聞いて思ったこと。 その研究者がいってたのは、まずなにか作ることで人々が反応し理解が深まる的なこと。 つまり、As isをいくら観察しても仕方なくてDoerになれと。 非常に現代的だなと思った。つくったものを世の中に広めてその反応を見るというのはウェブがない世界ではできないことだろう。 研究のための実行。 優れた研究者になるために実行者になるということ。

1億総評論家といわれた時代からはや数十年たって、言論の世界はもはや飽和して研究者が入る隙もない。 というか、言論の世界の競争者が多様すぎて強すぎて。 テレビという見世物小屋には次は俺の番だというオモシロ人間が列をなして待っていて、というより、Youtubeという二軍の見世物小屋にもかなり人があつまるようになってきた。

昔は、権威によって研究者は見世物小屋のドラフト1位だったのに。 いまや頑張らないとドラフト外だ。

研究者は見世物小屋に入るより見世物小屋に入れるものをつくるべきということか。