Take Your Time

仕事や研究、コンピューターとの付き合い方

Joker

Jokerを見た。 あらすじはだいたい想像できたので細かいプロットを追うような感じで見た。 なんとなくロケットマンを思い出してしまった。 どちらも面白かったが、どちらかというとロケットマンのほうが面白かった。

-------以下ネタバレ--------

ロケットマンもJokerも精神的な疾患を抱えた主人公が治療の場所で対話するところから始まる。 ロケットマンは現実の人間、Jokerは仮想の人間という差はあれ、いずれもその活躍を熟知している主人公だ。 いずれも才能に溢れ、しかし愛情に恵まれない。 こういう映画が受けるということはそういう人間に感情移入できる人間が増えているということだろう。 少しハッとしたのはJokerで、黒人の若い美人のシンママと恋に落ちるシーンだ。全くリアリティがない話だと思った。なぜ美人なのか、なぜ黒人なのか、なぜ若いのか。 結果的に妄想だとわかったが、不遇な主人公でもトロフィーワイフのような女と関係がもてるという映画上のファンタジー、それを裏切るプロットというのは腑に落ちないものの印象に残った。 ロケットマンの恋愛は非常にリアルだった。そこが決定的な差かもしれない。