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仕事や研究、コンピューターとの付き合い方

転職活動備忘録

ようやく長きに渡った転職活動が終わったので備忘録を。

1.外資系ソフトウェア会社
昨年夏、ビッグデータに興味があってこちらから応募。2回面接したが、先方からお断り。研究チックなことをやりたいと言ったが先方的にはエンジニアを求めていた。

2.人材系大手
かなり早いタイミングで声をかけてもらった。新組織立ち上げのための人員ということで今考えるととってもいい話だったかもしれないが、その時点では決断できずに辞退。分野は違うが結果的には企業内の研究所と言う意味では転職先と似ていた。かなり揺らいだが少し前職に近すぎる点が気になっていた。

3.金融大手
いきなりMDクラスとの面接で意気投合したがタイミングの問題等で流れた。その後も別のポジションでとオファーを頂いたが、やはり決断できず辞退。

4.金融大手
面接の出来は散々だったが一応候補としては考えられたらしい。

5.外資金融
こちらもMDクラスの方との面接。面白かったが、この時点でかなり研究者チックなことをしたいと思っていたので、やりたいことややりたくないことを明確に言ってしまい先方からは泥臭いことができないと思われた模様。

6.金融大手
3回面接したが、実際に一緒に働くであろう方との面接が散々。パーソナリティ的にも相性が悪かったし、リサーチの方向性も全然合わなかった。

7.独立系リサーチファーム
面白かったし、お互い意気投合したが、条件面で折り合わず。今後もお付き合いがあるようなきがする。

8.ネット大手
転職先。声をかけられたときは面食らったが、最初の面接でかなりウマがあったので、本能的に惹かれた感じ。その後あった方も基本的には話が通じるという確信があった。未だに不安ではあるが、可能性にかけたいと思い決めた。

  • 総括

どうしてもその会社に入りたいなら、面接の過程で違和感があっても、それを表情を見せるのはよくないし、やりたいことが強烈にあったとしてもそれ以外は興味が無いような態度もよくない。
他方で、新卒の時と比べて自分が何ができるか(できないか)、何をやってきたかははっきりしているので、新卒の時みたいに緊張しすぎる必要はないし、堂々と何ができるのか示せばいい。
当たり前だが、面接前に相手企業や面接者の事前リサーチは必要。最近は個人ブログやツイッターで色々わかるし、やっぱりある程度プロフィールを知っておくことは大事。ここらへんはやらなくても受かる人もいるとは思うが、受かりたいならやっておくほうがいい。

  • 総括2

結局なんで転職したのだろうかと思ったときに、やりたいことがなんなのかわからなくなっていたということがあるのだと思う。やりたいことが自分の中にあってそれを探し出すというのはある意味妄想で、やりたいことを決めるということが大事だし、しかし、そのためには情報を集めたり人と話すことが大事で、転職活動はそういう意味でも大事。あと、前職の退職にあたっては、帰宅時間など日常的な不満点を並べても納得されることはなくて、やはり今後の人生について前向きな展望がないと気持ちよく送り出してはくれない。それは入社先でも一緒だと思うが、転職という活動の中で、就活で一度は作った、でももう汚れてほとんど見えなくなってしまった「キレイ事な志望動機」を再度作り直していくことがいちばん大事なのだと思う。
転職の動機や経緯は他人に簡単に説明できるほど単純ではないし、転職の決断や転職先の決定にあたっては苦悩も妥協もあるが、外側に出すストーリーはキレイでわかりやすくある必要がある。難しいところではあるが、世の中はそういうものらしい。