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仕事や研究、コンピューターとの付き合い方

エッセイ

子供の頃エッセイが好きだった。朝日新聞に載ってた中島らもの世の中を茶化したお悩み相談、週刊誌に載ってたナンシー関の毒しかない芸能人評、読み人知らずの新聞のリレーコラム、すてきなあなたに、なんかも愛読書だった。

最近ちょっと余裕ができて新聞のコラムやらジェーンスーやら読んでみるのだが、時間の無駄にしか感じられない。これならjavaの本でも読んでた方がマシだなと。

なんでかなと思ってたけど、そもそも他人の身の回りの話なんて面白いわけがなく、世の中について知りたいのならデータを見るか専門書を読むか街に出て人の話を聞くべきで、バイアスのかかった定量的な分析に基づかない話になんの価値もない。

特に新聞で退官した官僚や一線退いた経営者が与太話をよく書いてるがあんなものは世の中に害でしかない。情報として価値もないし読み物としても価値がない。紙面が余ってるならACに売ればいい。

子供の時分はそういう世の中を知るすべがなかったからバイアスのかかった大人の身の回りの与太話ですら価値があったのだろう。今は自分がエッセイを書く気にもならない。エッセイを書くならちゃんとした論文が書きたい。