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仕事や研究、コンピューターとの付き合い方

Bai-Arellano-Kehoe2012

セミナー。kehoeはキホーと呼ぶのだと初めて知った。モデルは大不況期(great recession)における労働ウェッジの高まり(反対に少ない生産性の低下)をボラティリティの高まりによって説明しようとしたもの。概略はシンプルで、1.需要ショックのボラティリティの高まり+不完全金融市場→2.倒産を恐れる企業が雇用を減らす→3.生産、雇用が落ち込むというもの。面白かった点。1.ユーロでは生産性の低下と安定的な雇用がみられる(真逆)2.ボラティリティが増えた後の方が企業の利益は上がる(低生産性企業の退出、高い正の需要ショック)といったところ。
https://sites.google.com/site/yanbai06/research