Take Your Time

仕事や研究、コンピューターとの付き合い方

わからないことはわからないと認める

小学校の算数でつまづく子って、ものすごく算数に向いてない子ではなければ教え方、勉強の仕方が悪いだけです。中学でも7−8割はそう。高校に入って微分積分とかになったとしても、基本的にε-δ論法でも使わない限り6−7割は理解できるはず。ただ、大学になってくると事情が変わってくる。一流の論文雑誌に掲載された論文がすべて正しい学び方をすれば理解できるかというと微妙。恐らく分野によっては1−2割、ともすると1割以下の人しか理解できないかもしれない。そして、時間が限られてくるとほぼ数%の世界だろう。
つまり、大学院にもなるとそろそろ自分の限界を意識しないと時間が足りなくなるってことですわな。数学の証明を読み飛ばして結果だけ使うとか、定義と定理の関係があやふやでも、とりあえず使っていくとか。これってまあ義務教育時代に近いといえば近いわけですが。
自分が得意なところに集中するってのが結構大事だなと。そうじゃないと芽が出ません。