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仕事や研究、コンピューターとの付き合い方

世代間闘争が盛り上がらないのはなぜか。

(すごく適当な論考。今後ブラッシュアップ予定)
富の分配が高齢世代に偏っているのは周知の事実のはずなのになぜそれに対する抗議が起こらないのだろうか。特に自分の属するような若い世代で大きな声が上がらない。労働市場の徹底的自由化を唱える城繁幸(以下、敬称略)は40近いし、「孫は祖父より1億円損をする」(なんて扇情的なタイトル!)の島澤論も40くらい。よく知らないが非経済学者でいうと雨宮処凛は30代なかば、湯浅誠も40超えている。「希望は戦争」の赤木智弘も同世代である。しかし氷河期世代どストライク(2003-2005年卒業)はまだ30前後のはず。もしかしたら人口が少ないせい?(http://www.ipss.go.jp/site-ad/TopPageData/2010.gif)自分はポスト氷河期世代(氷河期にはさまれた間氷期世代というべきか)なので実感はないが、相当苦労しているはず。声をあげる余裕すら失ってしまったか。極論すれば、年金や介護、医療保険は搾取であり、給料が安く抑えられているのもノンワーキングリッチ池田信夫)による強奪であり、逃げ切り世代の独走を許すべきではないというひどく簡単なアジテーションすらあまり見かけない。体制側であるはずの大手新聞から「子ども、孫の負担が云々」と社説で援護射撃を打たれる始末。どうした。それとも22歳まで親の庇護のもと育ってしまうと反抗の仕方も分からなくなってしまうのか。