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政権の行方(2)

与謝野氏が首相に苦言 「ポスト福田」意識?
2008年4月13日 13時02分

 自民党与謝野馨官房長官は13日、テレビ朝日の番組で、日銀総裁人事をめぐる混乱に関し「人事の責任は政権、与党にある。どんなに民主党が幼い政党であっても、そのせいにしてはいけない」と述べた。

 福田康夫首相が先の党首討論で、日銀の正副総裁候補4人を相次ぎ不同意とした民主党の対応について「権力の乱用」と批判したことに苦言を呈した形。福田首相の相談役的存在とみられていた与謝野氏だが「ポスト福田」を意識した発言との見方も出そうだ。

 与謝野氏は党首討論のやりとりについて「もうちょっと次元の高いことを話すかと思ったが、約束を守ってくれなかったとかいう話で、レベルが低い」と指摘。政府が日銀総裁候補として、元財務事務次官に続き元大蔵事務次官を提示したことに「驚いた」と疑問を投げ掛けた。

 同時に、福田首相を支える立場の町村信孝官房長官伊吹文明自民党幹事長らを念頭に「官邸や執行部が意を尽くしていない。首相が携帯片手に『いいのか悪いのか』と電話しているのはかわいそうだ」と批判した。

(共同)

ポスト福田」というより「なんでも民主党のせいにする無責任な総理」という批判に配慮した発言では?
民主党という巨大な敵が自民党内の結束力を保っているのは事実。さらに、解散総選挙ができない以上首相を入れ替えるのも難しい(「選挙を経ていない総理が3代続く」という批判)。
福田政権は意外にしぶとい。