WSJThe Best Films of 2015: Blessings, Great and Small - WSJでベストムービーにあげられていたので視聴。日本ではDVDのみリリース。
最近また優れたSF映画が増えてきた気がする。個人的にはスターウォーズとかギャラクシーオブガーディアンズとかよりもこういうガタカとかディストリクト９とかこの作品みたいな近未来系社会風刺系がSFの王道だと思っている。
話はAIを作っているイカれたマッドサイエンティストと彼の作ったAIをテストするという目的で連れてこられた若いプログラマーの二人のみで進んでいく。登場人物が少ないだけにプロットに誤魔化しが許されないが、しっかり伏線を回収しさらに強い余韻を残す良い作品だと思う。2015年ベストかというとよくわからないが。
男女によっても見方が変わるのではないだろうか。おそらく男性の方が感情移入をできると思う。
劇中で議論されたようにAIに性別を付与するかというのは今後重要になってくる論点だと思う。そういえば学会誌の表紙絵について議論があったが、この映画は表紙絵の批判者たちの懸念を直截的に表現している。日本でこの映画が公開されなかった理由もその辺りにあるのだろうか。
