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仕事や研究、コンピューターとの付き合い方

データに合ったモデル

データに合ったモデルをつくるというのは当たり前だが、これがうまい人がいいものを書くのだろうという思いを強くしている。
我々はできれば完璧なデータがほしいが、なかなかそのようなものはない。ある意味データの質さえ高ければぼんくらでも割りといいものが書けてしまうというのが実情だと思う。とは言え、欠陥のあるデータでも、それに対してどうするかが出来る人の腕の見せ所だろう。その場合、データの欠陥をうまく覆い隠すような処理(もちろん捏造という意味ではない)ができるかどうか、つまり、そのデータの欠陥のために提起されるであろう疑問に対してどう返答するか。リサーチデザインの一部であろうが、そこがセンスの見せ所だろう。データの欠点を欠点のまま放置するのではなくうまく守ってやる親心というのであろうか。