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仕事や研究、コンピューターとの付き合い方

Eat Pray Love

何かと話題の映画。ジョージ・クルーニーの「マイレージ、マイライフ」を見た時も思ったが、こういう中年の自分探し的な話が受けるほどアメリカ人というのは混乱しているのだろうか。ラストの作り方だけでも「マイレージ−」の方が上だが。
おばさんが連れ立って海外旅行をする映画(SATC)が恥ずかしげもなく大々的に宣伝された時から思っていたが、映画の対象年齢がグンと上がっているのだろう。こういう、内省的な映画を作らせればヨーロッパのほうが、いや日本でもずっとうまいのでアメリカでこれを作った意味がよくわからない。
ひとつ見どころがあるとすれば、スウェーデン人、イタリア人、スペイン人、インド人、バリ人(?)と多彩な国籍の役者がジュリア・ロバーツと絡んでいくというところか。外国人からみたアメリカ人像をアメリカの映画で語らせるというなんだかむき出しの自意識を見せられているような感じもするが。
妙にリアルな映画である。