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仕事や研究、コンピューターとの付き合い方

ツイッターとNHK

地震の際中ずっとツイッターをみていた。防災情報、安否情報、交通情報、背景説明、海外の反応…すべてが手に入った。しかしどうしても俯瞰的な情報は手に入りづらい。そうしたときNHKをUストリームで配信する中学生が出てきた。これが非常に助かった。NHKもこれを公認した(非常にいい判断だった。どうやらツイッター担当の職員が決断し上が了解したもののよう)。NHKで正確な情報をツイッターで不正確かもしれないが早い情報を(なにせ「揺れた!」という声がリアルタイムできこえるのだ)手に入れることができた。恐らく日本にいる家族よりも自分の方が詳しい状態にあったと思う。
その後NHKがユーストリームニコニコ動画に公式に配信をはじめた。ここで思い出したのは6年前、NHKの最終面接のときに聞かれたことだ。「これからネットの時代になるが、NHKのようなテレビ局は生き残れるか?」恐らく役員の一人だったと思う。「コンテンツ力があれば大丈夫」みたいなことを答えたが、あれから6年後彼がなぜその質問を聞いたのかよくわかる。テレビがテレビ以外の媒体で放送される時代の到来を感じていたのだろう。そして僕の答えは変わらない。NHKはNHKのコンテンツ力をその丁寧さをその愚直さを失わなければ国内最強のメディアでありつづけられる。内定は蹴ってしまったが今でも僕はNHKのファンだ。