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仕事や研究、コンピューターとの付き合い方

http://www.a-a-agallery.org/event/fantastic/index.html

リンク切れるかもしれないので、以下転載

“アニメーションの故郷”、チェコの巨匠たちによるキュートなキャラクター、夢のオンパレード!
ファンタジックで愉快痛快な、世界最高峰のアニメーションが再び蘇る!!

1989年以前の国営時代に作られたアニメーションにスポットを当てて上映する「ファンタスティック!チェコアニメ映画祭」。この時代は、共産時代の社会統制下でありながらも、国営アニメスタジオ(現クラートキー・フィルム・プラハ)は、市民、特に子どもたちに夢を与える作品を豊富に制作していました。いわばチェコアニメの黄金期。アニメという限られた表現の中、アイロニーや風刺、ユーモアと普遍的なヒューマニズムを、あふれんばかりのアイデアとテクニックで謳い上げ、そのファンタジックな世界は見るものを魔法仕掛けの世界へトリップさせてくれます。
またこの時代のスタジオは、表現への規制はあったものの、クリエイターにとっては良質の作品作りへのこだわりを存分にできる夢の聖地でした。それゆえ、アニメーションにはグラフィックや画家として一流のアーティストたちが美術監督に多数起用されています。宙に舞う曲芸やスピード感、ビスケットで作ったアニメなど、1つ1つコマ撮りをしたとは思えない、豊な動きや美術演出の美しさは今では再現不可能なクオリティです。そして書く作品は恋愛体質のピエロ、超わんぱくネコ、主人よりも賢いイヌ、妄想好きのダメ男など、身近すぎて憎めないキャラクターが溢れんばかりに登場し、今もなお人生や愛の意味をそっと教えてくれるのも心憎いところ。
『ぼくらと遊ぼう!』などで日本でもおなじみ、チェコの最年長アニメーター、ブジェチスラフ・ポヤルの独創性高い人形&2Dアニメーションから、画家、そして子ども向けのアニメーションでも世界的に評価の高い、アドルフ・ボルンやイジー・シャラモウンなどの大人向けの味わい深いアニメーションなど32作品/4プログラムで日本初公開!!

まったく存在を知らなかったけど、かわいさに惹きこまれて鑑賞。
古さはまったく感じさせない。技術的にもすばらしい。
実写あり、いわゆるカートゥーンあり、それの混合!あり。
書ける限り寸評。


■A:ガーリプログラム(76分)
『リトル・アンブレラ』 57年/16分/カラー 監督:ブジェチスラフ・ポヤル/美術:イジー・トルンカ
『ネコのお絵描き』 60年/13分/カラー 監督:ブジェチスラフ・ポヤル/美術:ミロスラフ・シュチェパーネク
・・・絵描きのホンザと彼が描いた2匹の子ネコとの楽しいやりとり。かわいさに悶絶。
『けしのみ太郎 病気ってどうやってなおすの?』 82年/7分/カラー 監督:リブシェ・パレチコヴァー/美術:ヨゼフ・パレチェク
『迷子のカシタンカ』 76年/12分/カラー 監督:ヴァーツラフ・ベドジフ/美術:イジー・シャラモウン
・・・「カシタンカ!」。チェホフの小説をもとに。
『魔法の水』 66年/15分/カラー 監督:ズデニェク・スメタナ 美術:H・ホラールコヴァー
『真夜中の大冒険』 60年/13分/カラー 監督:ブジェチスラフ・ポヤル/美術:イジー・トルンカ

■B:アニマルプログラム(78分)
『ネコの学校』 61年/16分/カラー 監督:ブジェチスラフ・ポヤル/美術:ミロスラフ・シュチェパーネク
・・・ホンザ&子ネコシリーズ。
『失敗作のニワトリ』 63年/10分/カラー 監督:イジー・ブルデチカ/美術:J・マラーク、Z・セイドル/原案:ミロシュ・マツォウレック
『かしこいウサギの話』 80年/5分/カラー 監督:イジー・ティレル/美術:ペトル・ポシュ
『イラーネク長短編集』 75年/5分/カラー 監督:ヴァーツラフ・ベドジフ/美術:ウラジミール・イラーネク
『鳥になった生活』 73年/5分/カラー 監督:H・マツォワレ、H・ドウブラヴァ/美術:アドルフ・ボルン
『グレイキャットの物語』 77年/9分/カラー 監督:ヤロスラフ・ボチェク/美術:イジー・シャラモウン
『ラブラブラブ?』 78年/10分/カラー 監督:イジー・ブルデルカ/美術:イジー・シャラモウン
・・・この価値観は危険だが好き。
『劣等感』 81年/12分/カラー 監督:H・マツォワレ、H・ドウブラヴァ/美術:アドルフ・ボルン
・・・犬って怖いよって話。
『ブラックアンドホワイト』 83年/3分/カラー 監督:ヴァーツラフ・ベドジフ/美術:ミロスラフ・シュチェパーネク

■C:ビタースイートプログラム(78分)
『理想』 63年/14分/カラー 監督:ブジェチスラフ・ポヤル/美術:イジー・トルンカ
・・・車を買うために必死に節約し、働くも金が貯まったころにはみんな車をもっていたという悲しいお話。
『爆弾マニア』 59年/11分/カラー 監督:ブジェチスラフ・ポヤル/美術:イジー・トルンカ
・・・様式美。地球爆発。
『剣の結末』 67年/11分/カラー 監督:イヴァン・ランク/美術:ミロスラフ・シュチェパーネク
『アイスホッケー』 78年/6分/カラー 監督:ウラジミール・イラーネク、ヤロスラフ・ヘクルドラ/美術:ウラジミール・イラーネク
聖火ランナー』 83年/7分/カラー 監督:ウラジミール・イラーネク、ヤロスラフ・ヘクルドラ/美術:ウラジミール・イラーネク
・・・いや事実なんですよ。実際火は海超えれないし。
『カンティレーナ』 91年/13分/カラー 監督:カレル・トルドリツァ/美術:アドルフ・ボルン
・・・グロさは全作品中屈指。
『ナンセンス』 74年/7分/カラー 監督:H・マツォワレ、H・ドウブラヴァ/美術:アドルフ・ボルン
『小さな道化師ファンファロン』 68年/16分/カラー 監督:ブジェチスラフ・ポヤル/美術:K・クレイチー

■D:ナンセンスプログラム(77分)
『名声』 59年/13分/カラー 監督:ブジェチスラフ・ポヤル/美術:スタニスラフ・ピトラ
『快適な住まいとは?』 59年/16分/カラー 監督:ブジェチスラフ・ポヤル/美術:B・シンカ、S・ピトラ
『ビールが飲みたい』 74年/4分/カラー 監督:ウラジミール・イラーネク/美術:ウラジミール・イラーネク
『オートマティック』 73年/5分/カラー 監督:ヴァーツラフ・ベドジフ/美術:ウラジミール・イラーネク
・・・みんなオートマティック(自動化)した世界。主人公も?
『妄想癖』 84年/11分/カラー 監督:H・マツォワレ、H・ドウブラヴァ/美術:アドルフ・ボルン
『顔』 73年/3分/カラー 監督:イジー・ブルデチカ/美術:イジー・アンドルドレ
『魔女のバイオリン』 88年/8分/カラー 監督:ヴァーツラフ・ムレグル/美術:イジー・シャラモウン
・・・人間を豚にして食べちゃう怖い魔女。
運命の力』 68年/6分/カラー 監督:イジー・ブルデチカ/美術:R・ホラン
『ビリヤード』 61年/11分/カラー 監督:ブジェチスラフ・ポヤル/美術:Z・セイドル